【解散理由⇒今思えば必然】プリプリは売上MAXだったのになぜ？

プリンセスプリンセスは売上MAXの絶頂期に解散をして、その理由が今日でも多くの憶測を読んでいるガールズバンドです。

解散理由や原因に関してはメンバー間で様々な意見や推測がありますので、確定的な答えは彼女達しかその真相はわかりません。

ただ、売上がハンパない時期になぜプリプリが解散をしなければならなかったのか？を、リアルに紐解く鍵がありますので、そのへんを追求して行きたいと思います。

プリプリの解散理由は今思えば必然だったのか？

出典https://www.youtube.com/

2000年以降、多くのガールズバンドが世のなかに進出するきっかけとなり、熱く時代を盛り上げたバンドは彼女らをおいて他いないのではないか？

そういわれるほど絶大な支持率を得ていた彼女らですが、96年に解散という道を選びます。

チェッカーズと同じ様に大好きだったバンド。プリンセスプリンセス。私が初めて行ったLIVEはこのプリプリの解散コンサートでした。プリプリも最高だった。解散した時はチェッカーズ同様号泣した。けど、短期間だけど再結成してくれた。それが本当に嬉しかったです。#プリンセスプリンセス pic.twitter.com/u176eHndvZ

— ともぴか (@t7GZHgIzusmdIkA) January 17, 2022

「何事も始まりがあれば終わりもある」というのが世の常ではありますが大ブレイクして6年で解散という事実は、ファンにとって衝撃的であり、あまりにも早すぎる結果だと思った方が大勢いたでしょう。

そんな彼女らが解散という道を選んだ経緯は複数ありますが、一言で言えば「バンドの方向性の違い」です。

プロフェッショナルになると、意見の対立は当然あります。

勢いでやってきたことも、時間が経つにつれて、また多くのファンがついてきてくれたことによって
プリプリはもう彼女だけのものではなくなっていたのだと思います。

それだけ愛されたバンドでもあるということですが、多くの人に愛されすぎたからこそ亀裂が生じてしまったということも考えられます。

そのような観点から、プリプリの解散というのは必然だったのではないかと言ってもおかしくないのですね。

【なぜ解散？】プリプリは売上MAXのガールズバンドだったのに・・

紅白出場や、日本有線大賞などを総なめにし、国内を代表するガールズバンドとなった彼女らが、
なぜ6年という短い期間で解散するに至ったのかを見ていこうと思います。

バンドを終幕するという旨を事務所に伝えたのは95年です。

新作のアルバムを制作する際に、「バンドとして新たらしいものにチャレンジしたい」という挑戦的な意見と、「今までのバンドイメージがあるから、そのイメージを崩さずに制作したい」という保守的な意見がメンバー内で出ていました。

それがずっと平行線で続いており、楽曲制作が難航していました。

このことを受けてこのままこじれてしまうよりだったら、友人のままで終わったほうがいいのではないか？という結論になり、解散するという決断をしたといいます。

その一部始終を岸谷香さんが語っています▼

出典https://www.youtube.com/

また、バンドを大切にしたいと観点から各メンバーのソロ活動はしてきませんでしたが、94年にキーボードだった今野登茂子さんがソロデビューしたことをきっかけとして、他のメンバーも続々とソロデビューしました。

この点からみてもメンバーそれぞれでやりたい音楽性が見えて、バラバラの方向をみていたのかもしれません。

総じて言うと、プリプリの解散は、メンバーの仲たがいというわけではなく、プロのアーティストとして、仕方のないことだと言えるでしょう。

確かにプリプリとして、売り上げはMAXだったのかもしれませんが当事者である彼女たちは、売り上げや人気だけではないなにかが見えていたのかもしれませんね。

プリンセスプリンセスの印税だけでもヤバい・・

出典https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/

一般的に曲の印税は「CD1枚の金額において6%」、この金額に「工場出庫枚数」、わかりやすく説明するとCDが店先に並べられるであろう頭数分を費やして計算しています。

楽曲のケースになると、日本音楽著作権コミッションがメインとしてマネジメントされているそうです。

楽曲では、CDが販売されるだけに限らず、楽譜がリリースされたり、有線、テレビ番組、カラオケで流れたときにも印税に結び付くと考えられています。

好きなバンドは多いけど、バンドの楽しさを教えてくれたのってやっぱり「ユニコーン」と「プリンセスプリンセス」なんだよ。そこからMR.BIGとかB’zとかカッコイイ方に行った。

— noctaman (@noctaman2) January 17, 2022

ここに来て、ほとんどの場合音楽チャンネルにとどまらず、ライブ、CDや、バックグラウンドミュージックのＤＬ、カラオケなどで音楽家は生計費を売り上げているようです。

オマケに、YouTubeの動画でも、マネジメント側がある程度まで納入していらっしゃいます。 ヒット曲を作ったとすれば、それ単体で満喫して日々を送れるほどだからと言って、そこの部分はたかだか一握りだと言えます。

出典https://www.youtube.com/

よく両親に 「ロックアーティストなんてやめろ！絶対に食っていけない！」 といった子どもと親で言い合いをする物語をよく見ますが、売れなければやりくりできないのをプランニングすると、ストップを掛ける方にも理由がありますよね＾＾：

そうは言ってもリアルにプリンセスプリンセスのように大成して稼ぎまくるガールズバンドがいるのならば、それもまた夢があるのです！

元々はオーディションの寄せ集めバンドだった？

83年に麻布リース株式会社が主催していた「TDKレディスバンドオーディション」が開催されます。

1400人という大勢の人数の中から5人が選ばれ、そのメンバーこそがのちのプリプリの5人になります。

当時は「赤坂小町」というバンド名で活動していました。

しかし時代背景もあり、アイドル的な仕事に対する違和感や、音楽性の違いがメンバーと事務所の中で違いが生まれ、85年に所属事務所のTDKレコードから音楽座へと移籍することになります。

これを機にバンド名を「ジュリアン・ママ」に改名し、活動していくことになります。

そして翌年の86年に「プリンセスプリンセス」に改名します。この後の活躍は誰もが知る通りです。

このように、実は最初から爆発的な人気があったわけではなく、様々な紆余曲折を経てプリプリというのは出来上がりました。

オーディションからの寄せ集めだったバンドが、のちの人気バンドになることを誰が想像できたでしょうか。

また自分たちがやりたい音楽を貫くために、所属事務所とバンド名を変えるという行為もとても勇気のいることです。プリプリの芯の強さはこのような所からわかると思います。

赤坂小町時代は全く売れなかったがミリオンまで継続できた理由

そこからどのようにしてミリオンまでたどり着いたのでしょうか？

オーディションからスタートして1400人の中を勝ち抜いたタフさや、自分たちの音楽を追求するために、事務所を移籍して、バンド名を変えて０から活動するという決断をしたという点からみると、彼女たちが音楽に対して本気で取り組み、自分たちのバンドに対して強い信念を持っていたことがわかりますよね？

その情熱が「世界で一番熱い夏」や「M」というようなナンバーを生み出し、それに共感するファンの人が集まったのだと思います。

プリプリはとにかく熱いバンドです。

逆境を知るメンバーが中心にいるので、曲やライブパフォーマンスがとてもパワーがあります。

そうなると、当然ファンも熱くなりますよね？

この好循環があったからこそ彼女らはミリオンという金字塔を成し遂げることができたのだと思います。

彼女らの姿勢というのは見習うべき所が多くあると思います。

この記事を読んで、あなたが少しでも前向きになることができたのなら、エネルギッシュな彼女らの曲を聴いて、明日からまた頑張りましょうね！